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お散歩ユニット「明日も一万歩」 。世界一周の旅を終え、大阪にて社会生活リハビリ中。
by ashiichi
Santiago de Compostera
2014年7月4日(金)
歩いた距離:0km 合計:795.5km

町外れのホテルでぐっすり休む。
今日はもう、歩かなくてもいい。
なのに、いそいそと8時ごろには出かけるM子さんと私。

目的地は、昨日、M男さんとお茶をしたパラドール。

巡礼者の特権
証明書を手にして3日以内、
毎食 先着10名に限り、
巡礼者はパラドールのまかないご飯を無料でいただくことができます。

この、嘘か真か不確かな情報をもとに、いそいそと…。

結果、真でこざいました。
Santiago de Compostera_b0206598_2137147.jpg

しかも、みなさん、昼か夜に狙うのか
朝ごはんは私たち2人だけ。
パラドールの従業員口から入り、厨房に通されます。
お金を払えばパラドールには泊まれるけど、
この裏舞台はなかなか見られるものじゃない。テンション上がります。
Santiago de Compostera_b0206598_21374589.jpg

そして、お昼には、巡礼者のためのミサに出席。
以前は、一人ひとり名前が読み上げられていたそうだけれど、今はありません。(残念)
ミサの内容は、何を言ってるのかさっぱりわからないけど、
歩ききった達成感で、もう、感動…
Santiago de Compostera_b0206598_21383375.jpg

しそうなのに、隣の子供がかわいくて仕方が無い。
賛美歌が歌われるたびに、「上手にできました」の拍手をしてくれる。それに、隣の東洋人が気になる様子。
ミサの終わりには、近くの人と握手をするんだけど、
もちろん、彼とも握手。かわいいなぁ。

午後には、このカミーノの大切な目的。
「ヤコブ様のお墓参り」をササッと。
それよりも、私にとって重要なのは、あのリボンです。
ヘージンから預かったあのリボンを、彼女の希望通り、カテドラルに残します。
途中で無念のリタイヤをした彼女。
いつか、もう一度歩き始める日が来ますように。

この写真を彼女に送ると、
「あの時会えたのがユキコでよかった」と英語が苦手な彼女からのメール。
なんて嬉しい言葉なんだろう。
Santiago de Compostera_b0206598_2139204.jpg

いろんな人に助けられて歩いたこの道。
毎日少しずつ、
本当にサンティアゴまで歩けるんだろうか?と不安になりながら歩いたこの道。
一歩一歩 歩けば、いつかたどり着ける。
それを頭ではなく、体で覚えた、この達成感。
今なら私、何だってできそうな気がするなぁ。

そして何より、この達成感をM子さんと分かち合えたこと。
すごく、嬉しく思います。

以上。
ユキコ自己満足の「カミーノ日記:フランス人の道」は終了です。
# by ashiichi | 2014-11-26 08:00
Santa Irene → Santiago de Compostera
2014年7月3日(木) 42日目
歩いた距離:22.8km 合計:795.5km

今朝は、彼とラブラブコール中のM子さんを置いて一人で出発。
歩き出して10分で、もう列をなしてる感じ。サンティアゴはもう間近。
2回目をしているところでM子さんと合流。
サクランボを買って、食べながら歩きます。
食べて、種は道に捨てる。
そうすると、ヘンゼルとグレーテルのような気分になるのです。
これまでも、
「あれ?道を間違えたかな?」と思ったときに
この誰かの落としたサクランボの種に導いていただきました。
Santa Irene → Santiago de Compostera_b0206598_21305751.jpg

そして、そんな風に導かれるのも、
自分の影を見ながら歩くのも、
今日で最後。
長かった、私のカミーノがとうとう終わります。
Santa Irene → Santiago de Compostera_b0206598_2130371.jpg

サンティアゴの街中に入ると、あちらこちらに巡礼者。
ほとんどの人たちが30日前後で歩ききる、このフランス人の道。
42日もかけて歩いたので、私の知っている人はもうこの町には残っていません…。

そう思っていたのに、バッタリ、ベアトリスと再会。
彼女とはレオン到着前によく顔を合わせていました。
フィニステーらまで歩いて、昨日、サンティアゴに戻ってきたそう。
そして、町の中をブラブラしていると、南アフリカ人親子の息子、クリストファーを発見。
そして、そして、
カテドラルの前で到着の喜びを表現すべく、記念撮影をしているところにアナが登場!
頑張り屋さんのアナは、昨日ゴールをしていたそう。
嬉しい、嬉しい。
Santa Irene → Santiago de Compostera_b0206598_21323786.jpg

巡礼証明書をもらうべく、巡礼事務所の列に並んでいるときには、M男さんがふらりと登場。
私たちが今日到着と知って、いるんじゃないかと見に来てくれました。相変わらず優しい。
この道を歩ききった、自分たちを祝して、M男さんがパラドールにご招待してくださいました。
パラドールのカフェでコーヒーを飲む。
Santa Irene → Santiago de Compostera_b0206598_21313330.jpg

今日は「嬉しい」以外の言葉が見つからない。
# by ashiichi | 2014-11-24 08:00 | カミーノ日記
Castaneda → Santa Irene
2014年7月2日(水) 41日目
歩いた距離:22.4km 合計:772.7km

あぁ、2段ベッドじゃないって、いびきが聞こえないって、幸せ!
ぐっすり眠れた。
雨が降りそうな中、レインジャケットを防寒具代わりに歩き出す。
Castaneda → Santa Irene_b0206598_21244884.jpg

ゴール間近だからか、「Buen Camimo」と言う人たちの笑顔が清々しい。私たちも、誇らしげに「Buen Camono!」
気分も体調もいいはずなのに、やっぱり距離が出ない。
2時頃、M子さんのガイドブックに載っていた人気のレストランに到着。だけど、混んでいて、しかも「このメニューしかできない」とかなりショボイものをさしてきたので、お向かいのすいているレストランに移動。
しかし、ここで問題です。
昨日もアルベルゲから、今日泊まるアルベルゲを予約してもらっていました。「3時までに到着しなければキャンセル扱いね」と言われていたのです。ここからアルベルゲまではそんなに距離は無いはずだけど、ここで食べていては絶対に3時までには到着できない。
しかし!私たちの食欲も抑えられない…。
お店のお姉さんに、
「Can you speak English?」
と聞くと、「yes」と言うので、
M子さんの綺麗な英語でその旨を説明し、遅れることをアルベルゲに伝えて欲しい。とお願いすると、お姉さんは「???」
次は私のつたないスペイン語でお願い。
2つをあわせるとどうやら理解してくれたようで、その場で電話をかけてくれました。
わずかに聞き取れるスペイン語「dos chicas...」
M子さんと2人で「”chicas”だって。」と喜び合って、お姉さんにお礼を言いました。
「chica」とは「女の子」の意味。
スペイン人は心が広くて、40代までは「chica」らしい。
このレストランはいい気分にさせてくれる上に、味もなかなか。ガイドブックにだまされてお向かいで食べなくて良かった。
食後、30分ほど歩いてアルベルゲに到着。
Castaneda → Santa Irene_b0206598_21253354.jpg

歩いてる途中に摘んできたミントを出して、「これでミントティーを作ってください」とお願いすると、「これじゃぁ足りないわ。庭に行ってもっと摘んできなさい」と快く作ってくれるお姉さん。

本当に、Caminoに暮らす人たちはなんて親切なんだろう。
# by ashiichi | 2014-11-21 08:00 | カミーノ日記
Palas de Rei → Castaneda
2014年7月1日(火) 40日目
歩いた距離:22.8km 合計:750.3km

7時半、少しゆっくりめの出発。
朝から降っていた雨が止んでる。
今日の道は静かな道。あんなにいっぱいいた団体さんにあんまり会わない…と思っていたら、1回目のBarには人がいっぱい。
Palas de Rei → Castaneda_b0206598_16305949.jpg

ガリシア州に入ってから、なんとなくBarの数が少なくなったような気がする。一つBar(トイレ)を逃すと次がなかなか無いことが多い。なので、ここでも念のため。
ここではチームコリアンに遭遇。一人の女の子には昨日・一昨日と会っていたけれど、実は8人組の一人だった。仲良しなのはいいけど、8人で行動するのはしんどくないかい?
さらに歩き続け、雨が強くなってたところにBar。ちょうどいい時に、ちょうどいいところでBar。どうやらついてるぞ。一時避難をしてコラカオで温まる。
コラカオとは、日本で言うミロのようなも。特に目新しいものではないけど、認知度が高い。どこのBarに行っても置いてるし、大人も子供も大好き。ミロはどうしても「子供の飲み物」ってイメージがあるよね。
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雨があがって歩き続けるけど、目的地にはなかなか着かない。おかしいなぁ。疲れがたまってきてるのか、1時間で4kmほど歩いてるつもりがどうやら3kmにもいってないみたい。1時くらいには到着するつもりなのに2時を越えてる…。
なんとかたどり着いたアルベルゲは、最高…!
昨日のアルベルゲから予約をしておいたんだけど、その時点で相部屋は満室。仕方が無いのでツインベッドのプライベートルームを予約。トイレもシャワーも私たちだけ。なにより、寝袋を出さなくてもいい。タオルも出さなくてもいい。っていうのが嬉しい。
Palas de Rei → Castaneda_b0206598_16323245.jpg

そんな風に設備に大満足してご飯を食べに行くと、これがまた最高!
お値段はよくあるmenu €9だけど、どれも美味しいし、デザートがついてるのに、コーヒーもつけてくれる。お姉さんも素敵だし。
なんか…頑張って歩いたかいがあったね。 
# by ashiichi | 2014-11-19 08:00 | カミーノ日記
Portmarin → Palas de Rei
2014年6月30日(月) 39日目
歩いた距離:24.8km 合計:727.5km

Portmarin → Palas de Rei_b0206598_16234658.jpg

朝7時。ダーリンと電話をするM子さんを置いて一人で出発。
文明の利器はたいしたもんで、スペインと日本、こんなに離れているのに気軽に電話ができるこの時代。
私は、いつも歩き終わってアルベルゲに着いて一息ついてからクマにスカイプで電話をします。スペイン時間 午後2時、日本時間 午後9時くらいです。
M子さんはスペイン時間 午前7時、日本時間 午後2時くらいにLINEで電話をします。
そんな私たちなので、泊まるアルベルゲもwi-fi重視。ですが、ガリシア州公営のアルベルゲXuntaには基本的にwi-fiが飛んでいません。
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さらに、sarriaを以降、グン!!!と増えた若者たちにもうんざり……。若者は経費削減のためか、最安値のXuntaに行くことが多いので(彼らはスペイン人なのでwi-fiなんて無くても問題なし)、私たちは倍ほどの金額を払ってプライベートのアルベルゲを狙います。(そうは言っても€10(1400円)くらいなんだけど)
それなのに、今日のアルベルゲは団体さんもご利用中。ガッカリだけど、案内された私たちのベッドのお隣は、なんと、M男さん!
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これまで何度も会って入るけれど、同じアルベルゲに泊まるのは初めて。しかもお隣とは!
ゴールのサンティアゴまで、残すところあと70kmほど。
どんな風に、ゴールをするんだろう…。ここまで約730kmを歩いてきた私たち。3人で感慨に浸ります。
# by ashiichi | 2014-11-17 08:00 | カミーノ日記


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